花粉の季節の快眠習慣 鼻と喉をいたわる、夜のセルフケア

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花粉の季節の快眠習慣   鼻と喉をいたわる、夜のセルフケア

少しずつ春の気配を感じるころ。同時に、花粉の飛散が気になり始める季節でもあります。 くしゃみや鼻のむずむず、喉のイガイガなど、日中はなんとかやり過ごせても、夜になると鼻まわりの不快感で眠りにくくなったり、喉の乾燥で目が覚めてしまったりすることも。 本来、眠りは一日の疲れを回復する大切な時間です。けれど呼吸が浅くなると、身体は無意識のうちに緊張し、眠りも浅くなりがちです。

アーユルヴェーダでは、春は“カパ”という重さや滞りがあらわれやすい季節といわれています。 花粉による不快感も、その「こもる」「詰まる」という性質と重なります。だからこそ夜は、無理にがんばるのではなく、温めてゆるめ、呼吸をやさしく整えること。 春の眠りは「呼吸の質」で大きく変わります。鼻と喉をいたわる夜のセルフケアで、軽やかな呼吸とともに、深い眠りへと向かいましょう。

寝室に花粉を持ち込まない、やさしい工夫

快適な眠りのためには、まず“寝室の空気”を整えることが大切です。 帰宅したら、上着は玄関先で脱ぎ、軽くはたいてから室内へ。衣類やバッグ、髪の毛に付着した花粉を、ブラッシングなどでさっと落とすだけでも、寝室に持ち込む量を減らすことができます。

その後は、うがいとやさしい洗顔で顔まわりをリセットしましょう。 鼻のまわりやまつ毛にも花粉は残りやすいため、ぬるま湯でやさしく洗い流すのがおすすめです。 寝室では、寝具カバーをこまめに洗濯し、外干しの際は花粉の多い時間帯を避ける、取り込む前に軽く払うといったひと手間も効果的です。 寝室は身体を休ませ、呼吸を深める場所。「呼吸がほっとできる空間」づくりを意識してみましょう。

鼻と喉をゆるめる、温タオルケア

お布団に入る前、あるいは入ってからでもできる簡単なケアをご紹介します。

HOW TO

・蒸しタオルを用意します

・目元にかけて、緊張をゆるめます

温タオルケア

・鼻から頬にかけて、副鼻腔まわりをじんわり温めます

・喉の前側にかけて、乾燥しやすい部分をやさしく保湿します

温タオルケア

それぞれ1〜2分、心地よい温度で当ててみましょう。温めることで、乾燥しがちな部分にしっとりとした潤いを与え、こわばった気分をほぐしてくれます。じんわりとした温かさは、身体をゆったりとした休息モードへと導いてくれるでしょう。

POINT:蒸しタオルのつくり方
タオルを水で濡らして軽く絞り、電子レンジで30秒ほど温めます。または、少し温かいお湯で濡らしてからしっかり絞ってもOK。
※やけどをしないよう、必ず温度を確認してから使いましょう。

夜の呼吸法 ― ブラーマリー呼吸

花粉の季節に、気持ちを落ち着かせてくれる「ブラーマリー呼吸」をご紹介します。

夜の呼吸法 ― ブラーマリー呼吸

HOW TO
1. 楽な姿勢で座る、または仰向けに横になります
2. 鼻からゆっくり息を吸います
3. 口を閉じたまま、「んーーー」と蜂の羽音のように長く吐きます。
※1〜3を5回ほど繰り返しましょう

鼻の奥や喉にやさしい振動が広がるのを感じてみてください。その振動が、どんよりとこもった感覚をやわらげ、気持ちのざわつきも静めてくれます。吐く息を少し長めにすると、自然と心がおだやかになり、おやすみ前の準備が整っていきます。

最後に

外の世界がにぎやかになる春だからこそ、夜は静かな呼吸で内側を整える時間を過ごしてみませんか。鼻と喉をやさしくいたわりながら、軽やかな呼吸とともに深い眠りへ。今夜から、できることをひとつ。それだけで、春の眠りはきっと心地よいものに変わっていきます。

金井千佳
睡眠ヨガインストラクター/ヨガニードラ・セラピスト

米国ヨガアライアンス認定指導者200時間修了。2016年からヨガ講師として活動を始め、2020年にオンラインクラス「きがるヨガ」を開講。頑張りすぎないヨガを伝えている。東京と淡路島でのデュアルライフを楽しみながら国内外でリトリートを企画。睡眠やヨガに関するコラムを執筆し、心地よい暮らしのヒントを提案している。司会者としても活動中。